学校発達心理研究所は、一人一人の子どもの発達「時間の経過にともなう心(脳)と体の変化」をとらえ、個の発達に適した支援・指導の
よりよい方法を検討・実践します。すべての子どもたちが、その個らしく、学級で活動し、次の進路に向けて健全な発達を進めるために
子ども・保護者(家庭)・教師(学校)を支える教育・研究機関です。
発達には個人差があり、一人一人に「発達のかたち」があります。その個性をできるだけ正しく理解するために、行動観察・授業観察
(観察シートにより標準化)、保護者からの生育情報・教師からの支援・指導情報収集、発達・心理検査のデータ等を総合的に見たて、
IEP(個別支援・指導計画等)に具体的な手だてを設計します。
アメリカ、イギリス、フィンランド、スウェーデンを始め、世界の教育、発達・心理支援の実践に向き合い、培った経験を日本の教育環境
に合った、精度の高いIEPの設計・実践に役立てています。
子どもの発達はとてもゆっくり進みます。手だてによっては一時的に状況が急に改善したりすることもあります。
しかし、学校発達心理研究所 では「個」の、その後の長い人生をとらえ、今できるもっとも安全でリスクの少ない方法を確実に助言することを心がけています。
子どもが自ら育つ力に加え、家庭でできること、担任の先生ができること、学校ができることを環境的に正しくつかみ、発達の観点から無理のない支援・指導を 進めていきます。
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